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全日本インカレ2006 優勝祝賀会レポート

 昨年12月に行われた全日本バレーボール大学男女選手権大会で、日本一の栄冠に輝いた東海大(3年ぶり5回目)と青山学院大(2年連続3回目)の優勝祝賀会が盛大に開催された。

 昨年は、5月に開催された黒鷲旗での準優勝を皮切りに、四冠(春秋リーグ戦・東西インカレ・全日本インカレ優勝)を達成し、充実した一年となった東海大。現在開催中のV・プレミアリーグで活躍している選手も多いため、試合明けの2月26日(月)、'03年優勝時と同じ東海大学校友会館にて祝賀会が行われた。大学・Vリーグ関係者、大学OB、選手の父兄らが多数招かれ、プレー写真で彩られた会場は来場者で賑わった。

 積山和明監督は「部員42名が、4年生を中心に自らが立案した厳しい練習に取り組んでくれました。大切なのは負けた後にどういう努力がするか。日本一を達成しても恥ずかしくない、日本一の選手たちが揃っていたと思います」と昨年一年間を振り返った。選手紹介の後、選手代表として挨拶を行った金子隆行主将(NEC内定)も、「今日はこのような場所で優勝報告を行えることをうれしく思います。一年前の全日本インカレ決勝で筑波大に完敗して、自分の経験の中でも一番つらい思いをしました。最高の環境で、最高の仲間と、最高の結果を出せたことがうれしいです」と喜びを語った。

 「積山バレーというのは、非常に温厚だが、内に秘めたもの、絶対に譲らないものをしっかりと持っている。優勝をきっかけにしてがんばってほしい」。東海大総長の松前達郎氏に続き、壇上に立った(財)日本バレーボール協会・松平康隆名誉会長が力強いエールを送り、OBの飯塚俊彦氏(現・東京ヴェルディ)も「4年生が非常によく引っ張っていて、僕らが優勝した年よりも強くなっているなと感じました。3年前の優勝も久々に筑波大の連覇を止めて、昨年もそうだった。だから今年は逆に連覇してほしいですね」と期待をかけた。

 「昨年はチーム作りにおいても原点の年だった」と積山監督が語るように、確かな礎を築いた昨年一年間。その自信を胸に、祝賀会では「全日本インカレ2連覇」という次なる目標をはっきりと明言した。さらなる高みを目指し、東海大の挑戦は再び始まる。

<選手コメント>

■富松崇彰(4年・東レ内定)

「あまり連覇や僕らの代のことは気にせず、できることをやれば結果はついてくると思うので、後輩たちにはプレッシャー関係なくがんばってほしいです」

■後藤幸樹(4年・JT内定)

「全日本インカレは負け続けた2年間を含めての勝利だったと思います。今は目標にしている酒井大祐さん(現・JT)に、追いつこうではなく、追い抜こうという気持ちで一杯です」

■王 金剛(3年・新主将)

「連覇が今年の目標。難しいことだけど、気持ちを合わせて厳しい練習をしてきましたし、昨年と変わらず勝ちたいという気持ちが強いです。チーム一丸になってがんばっていきます」

■清水邦弘(2年)

「こんな贅沢な祝賀会を開いていただき、感謝ですね! 今年は人数が極端に減って、声が小さくなる場面もあったけど、甘えていては始まらない。新4年生を中心に、昨年より厳しい練習、走りこみをしています」

 昨年、大学女子バレー界史上初となる五冠(春秋リーグ戦・東日本インカレ・東西インカレ・全日本インカレ優勝)という偉業を成し遂げ、無敵の強さを見せた青山学院大。その戦績と同様、今年の優勝祝賀会は3月6日(火)、新高輪プリンスホテルにて華々しく開催された。会場には氷で作られたオブジェが飾られ、記念品として五冠饅頭が配られるなど、「五冠づくし」の祝賀会となった。

 開会祈祷で幕を開けた式は、続いて緑楯会会長・原進氏による開会挨拶、来賓の方々から祝辞が述べられた。成長を間近で見てきた全日本大学バレーボール連盟・市川伊三夫会長は、「こんなすごいチームが何で、というミスをしてしまうのがスポーツの怖さ。でも昨年の青山学院大はそこを見せずに五冠を達成した素晴らしいチーム」とコメント。これを受けて生瀬良造監督は、来場者に感謝の意を表した後、「伝統と歴史、明るい校風という、大学の特色と同じスタイルでバレーができました。選手・スタッフが互いに信頼していたからこそ、五冠という偉業を成し遂げられたのだと思います」と強さの秘密を語った。

 続いて秋山美幸主将も、「監督の素晴らしい指導と、『このチームで勝ちたい』という部員全員の気持ちが優勝につながりました」と壇上で挨拶。選手紹介の後は、選手・監督への写真・花束贈呈、カレッジソング斉唱、応援団によるエールで締めくくられ、盛況のうちに幕を閉じた。

 他チームに比べ、決して身体能力が高い選手が揃っているわけではない。何よりも基本を大切にし、個性を活かす生瀬バレーに、秋山主将を中心とした選手たちの高いモチベーションとチームワークが加わり、不可能を可能にしたのだ。重圧に負けず、明るいカラーはそのままに、今年も新しいチーム像を作っていってもらいたい。

<選手のコメント>

■内田暁子(新主将)

「このような会を開いていただき、支えてくれている方々の大きな力を実感することができました。大エースがいないチームなので、みんなが一生懸命やって、初めて青学のバレーができる。今年はプレッシャーがかかると言われていますが、昨年は昨年、今年は今年なので、どんなチームにしようという期待感の方が大きいです」

■川上佳奈(3年)

「多くの方々に祝福していただき、感動しました。自分・チームのためだけでなく、生瀬監督を勝たせてあげたいという想いが強くて、五冠を達成した時はすごくやりきった感がありました。今年は昨年までの青学とはまた違った、いい形を作っていけるようにしたいです。一つでも多く満足いく試合をする、それが目標です」

01↓祝賀会後の記念撮影 02↓優勝報告を行う東海大・積山監督
03↓来場者にお礼を述べる金子主将 04↓乾杯の様子

05↓代表で挨拶する青山学院大・生瀬監督

06↓笑顔の選手たち
07↓写真贈呈の様子 08↓「五冠」の文字が彫られた氷のオブジェ